前回の記事では「自分の想い・自分らしさを見つけるために必要なもの」についてご紹介しました。

ひとつの考えに対して「なぜ?」「どうして?」を繰り返し問いかけていくことで、自分でも見えていなかった本質が見えてきます。

そして、さまざまな切り口から問いかけることで、想いや原点の発見だけではなく、ペルソナ像やブランドストーリーなどにも派生していきます。

USP(ゆーえすぴー)とは

突然ですが、皆さんはUSPという言葉をご存知ですか?

USPとは、商品やサービスが持っている独自の強み、独自の売りを意味するマーケティング用語で、1960年代にアメリカのコピーライター、ロッサー・リーブス氏によって提唱されました。

* 広告は顧客に対して何かを提案をしなければならない
* 競合が提案していないものであること
* その提案は多くの人を動かす力があること

50年以上経った現在でも重要な概念として、企業のマーケティング活動はもちろん、最近では個人向けのコンサルティングでも重要視されています。

USPのメリット

USPと言うと、「他との差別化を図る」「人と違うところを売りにする」とよく言われます。

直訳すると「Unique Selling Proposition:独自の販売手段の提案」と訳すことができますので、このように言われることが多いです。

あらゆる商品やサービスがあふれる現代において、受け取る側である顧客は、たくさんの中から自分にあった1つを選び出さなければいけません。

そんなとき、他とはちょっと違った内容や表現であれば、顧客は自分にとって価値のあるものであるかを容易に判断できるようになります。

また、「おもしろそう」という理由から興味を持ってもらえることもあります。

「自分らしさ」が他と違えば、それだけ目に止まりやすくなり、自分と同じことをしている人たちの中から一歩抜き出た存在になれます。

このようにUSPは、受け取る側にも発信する側にもメリットがあります。

そのUSPは「自分らしさ」?

まわりと違うところを売りにすれば、同じようなサービスの中でも優位になるのは事実です。

ただ、「私も違いを作らなきゃ!」といって、無理やり他者との違いを考えて作り出そうとする必要は、私はないと思っています。

なぜなら、無理やり作られたUSPは、自分の本質と照らし合わせたものでない可能性が高いからです。

「このサービスは私と同じものを扱っているけど、◯◯がないな」
「じゃあ私は◯◯を取り入れてアピールしよう」

残念ながらこの例のような考えでは、今後まわりが同じものをアピールするようになれば、おそらく「他と同じ」になってしまいます。

無理やり作り出されたUSPは、一時的には差別化できても、継続していくのは困難だと思います。

自分のストーリーの中にUSPがある

前回の記事で「自分らしさ」は追求と分析だとご紹介しました。

実はUSPの見つけ方も同じです。

「なぜ?」「どうして?」を繰り返していくことで、現在に至るまでのストーリーが見えてきます。

このストーリーは十人十色。同じものはありません。

100人いれば、100通りのストーリーがあります。

そのストーリーに共感してもらえれば、それがUSPになると思います。

ですので、「人と違うことを無理やり作ってアピールする」のではなく、まずは「自分らしさを明確にしてまわりに”見える化”する」こと、

そして「”見える化”することで顧客にメリットをわかりやすく伝える」ことが大切だと思います。

今回のまとめ

いかがでしたか?
今回の内容をまとめると、

USPは受け取る側、発信する側のどちらにもメリットがある

無理やり作り出されたUSPは継続が難しい

「自分らしさ」に共感してもらえると、それがUSPにつながる

となります。


今回はUSPについてご紹介しました。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。