ブランディングに関する取り組みを聞くと…

少し前になりますが、日経BPコンサルティングで、ブランディングに関するアンケートが行われました。


下はひとり起業の個人事業主やフリーランスから、上は300人以上の中小企業まで約1,700名を対象に、自社のブランディングに対する取り組みついて質問したところ、
なんと全体の約80%、1360名もの人々が「ブランディングに関する取り組みを行っていない」と回答したそうです。


さらにその内訳として、「やったけどうまく行かなかった」が約50%、そして「そもそもやり方がわからない、または会社がやっているかどうか知らない」との答えが、実に30%も占めていたそうです。

そもそも「ブランディング」とは?

では、そもそも「ブランディング」とは何でしょう?

企業パンフレットやコーポレートサイトでの「ちゃんとした企業です」アピール?
個人であれば、SNSやブログでの「私はこんなイメージです」という華やかな投稿?


もちろん、これらもブランディングの一環です。


ですが、あくまでも「一環」であって「これだけがブランディングのすべて」ではありません。

ブランディングについて、ウィキペディアにはこう掲載されています。

ブランディング(英: branding)とは、ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、企業と組織のマーケティング戦略の1つ。

私は自分なりにこう解釈しています。

「私はこういう人間で、このような想い(信念)を持っています。」
「私が目指すのは、私の想いに共感してくださる、必要としてくださる人たちに、この想いを持って貢献することです」

このような「自分の内なる考え、伝えたいこと、貢献できる価値」を、わかりやすく示していくもの


この「対外的に示していく」ところの表現方法として、パンフレットやホームページ、SNSなどでの発信があります。

ですので、華やかなデザインやイメージだけをきれいに整えてアピールしても、これらの想いがしっかりと整っていなければ、それは本当の意味でのブランディングとは言えないと思います。


対外的に示していくには、同時に自分自身への対内的な意識付け、ブレない軸を確立して、維持していくことが大切な行為になります。

ブランディングは常に「進行形」

先ほどから「〜していく」という進行形で表現をしているのにお気付きでしょうか?


ブランディングは「1度やったら終わり」ではありません。

「ホームページを作って、イメージデザインも作って、それでブランディング完了」ではないのです。


自分の想いを形にした後も、継続してそれらを発信し続けていくことで、共感され、ファンが増え、紹介や口コミが増えることでさらに広がっていく。

ブランディングは、英語の「ブランド(Brand)」に、進行形である「ing」が付いています。
継続して自分の想いを伝え、必要とする人たちへ価値を発信し続けていくことが本当の意味での「ブランディング」だと思います。

先ほどのアンケートですが、ブランディングへの取り組みを行っていない8割の企業へ、その理由がアンケートに取られています。


理由の第1位は、「自社のビジネスにブランドの必要性を感じていない」との回答が最も高く40%弱、次いで「ノウハウがない、何を伝えればいいかわからない」が約30%だったそうです。

本当の意味での「ブランディング」とは

本当の意味でのブランディングとは、表面だけを整えるものではありません。


自分の強み、想いを明確にし、社会的価値をわかりやすく伝え続けていくものです。
対外的、対内的のどちらにも効果があることを理解すれば、必要ないと言える企業はまずないと思います。

「必要性を感じていない」と答えた人々は、「表面的なブランディング」のイメージを抱いていたのかもしれません。
また、「何を伝えればいいかわからない」と答えた人々は、「自分の強み、想い、価値」にまだ気付いていないのかもしれません。

私は、ブランディングは企業であっても個人であっても、考え方やそのやり方は同じだと思っています。

今回のまとめ

いかがでしたか?
今回の内容をまとめると、

ブランディングは「対外的」「対内的」どちらも必要

ブランディングは「一度やったら終わり」ではない

自分の強み、想いを明確にし、社会的価値をわかりやすく伝え続けていくものが「本当の意味でのブランディング」

となります。


次回は、今回ご紹介した「対外的・対内的」な部分について、もう少し深く掘り下げてご紹介していきたいと思います。