前回の記事では、企業や個人が「ブランディングを意識するとき、そのキッカケ」についてご紹介しました。
企業でも個人でも、ブランディングを意識しはじめるきっかけは「いまを変えたい・変わりたい」といった「変革」から取り組むことが多いです。
そのためにもまず、自分の内面、心の中の想いをきちんと把握する必要があると考えています。
アウターブランディングの認識は「五感」
これまでこのブログでは、自分の想いの言語化や、それを自分に浸透させるインナーブランディングに関するご紹介をしてきました。
今回は自分の想いが明確になった後に行う工程、アウターブランディングについてご紹介します。
これまでもご紹介してきたように、「自分らしさ」を周りに見える化するのがアウターブランディングの役割です。
アウターブランディングは人の五感、すなわち
- 視覚
- 聴覚
- 触覚
- 味覚
- 嗅覚
この5つに対して訴えていく行為になります。
これら五感はすべて「右脳」の認知活動であり、この右脳での印象は左脳よりも記憶に残りやすいと言われています。
この五感の中でも特に優先されるのは「視覚」です。
「メラビアンの法則」は「人」だけ?
「メラビアンの法則」とは、コミュニケーションスキルを語る際によく耳にする心理学のキーワードです。
「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字をとって「3Vの法則」とも言われるこのメラビアンの法則は、
人間が他人とコミュニケーションを取るときに影響を与える情報の割合を表したものです。
これによると、話をする際に相手に伝わる情報の割合は、
話の内容自体が7%
声の大きさやトーンに関するものが38%
見た目が55%
を占めるとされています。
実に半分以上が「見た目」の印象に影響を受けていることになります。
この見た目重視は、日本人ではさらに顕著になり、70%以上を占めるとも言われています。
メラビアンの法則の本来の意味は、「笑っているのに怒った発言をしている」など、「あれ、おかしいな?」と感じる情報に出会った時の影響割合なのですが、
通常のコミュニケーションにおいてもあながち否定はできない結果ではないでしょうか。
そしてこの「見た目の印象」は、人間に限らずホームページやビジネスツールなどでも同様です。
Webの場合、最初の5秒で見るに値するかどうかを判断する「5秒ルール」が定説になっています。
ぱっと見たときの印象が大きく影響するわけですので、
この「第一印象=見た目」に、どれだけ「自分らしさ」を表現できるかがアウターブランディングのポイントになります。
5G世代は「動画」も効果的
5Gになって高速大容量の通信が可能になってから、今後は「動画」を使った表現が増えてくると言われています。
Youtubeなどの動画チャンネルから情報を配信したり、自分のWebサイトのヘッダー画像にアニメーションや音楽の演出を入れてみたり。
ブログ記事の間に挟むアイキャッチ画像も、最近は動画を撮影したものが掲載されている記事をよく見かけるようになりました。
人の認知における優先感覚は
1.Visual:見る
2.Audio:聞く
3.Kinesthetic:体感覚
の順番ですので、
1と2を同時に伝えられる動画は、今後アウターブランディングのコンテンツとして効果が高いと思われます。
今回のまとめ
いかがでしたか?
今回の内容をまとめると、
アウターブランディングは「五感」に訴える
第一印象=見た目で「自分らしさ」を表現する
動画コンテンツなども効果が期待できる
となります。
今回は「アウターブランディングで意識したいこと」についてご紹介しました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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